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confuoco Dalnara

organ w/ 吟遊詩人

1曲目バッハの前奏曲とフーガは両足が両手と同じくらいの速度で動いていて
その演奏に驚きつつ聴いていた。

2曲目はマドリガル。
マドリガルを生演奏で聞くのははじめて。
吟遊詩人を思い浮かべながら聴いてみたけれど
どんな姿の吟遊詩人かといえば私のイメージは貧弱または的外れなかんじで(^^;;)
タロットカードのFoolとか
映画「黄金の馬車」でのAnna Magnani の市松もようのドレスが印象的で、
おなじもようの衣装をまとったアルルカンを空想したり
’Les Enfants du Paradis’のパントマイム師、ジャン・バチストが思い浮かぶ。
この曲にはどんな詩がのっていたのだろう。

3曲目はヴィヴァルディの協奏曲からひいたバッハの曲。
第1楽章はまさにヴィヴァルディのヴァイオリンをオルガンで表現しているように聴こえた。

最後のPastoraleは
一番上の段の鍵盤で
高音がぴょんぴょん弾む。
にぎやかな、イタリアの風景が浮かぶ牧歌だった。

聖堂ではないけれど
オルガンをみつめながら魂のはしっこで希っていた。

オルガン音楽は論理的という印象がある。
symphonizedでないからそう思うのか、
オルガンを幼少からならっていた哲学者について
講義できいた記憶がおぼろにあるからかも。
哲学者ライプニッツによれば
音楽は「魂が知らず知らずのうちに数を数えること」だそうだ。
音楽の空間、音楽の空には
音階の階段や音符がいっぱい鏤められていて
それを魂と耳で数えているのかも...
音符が羊に見えたら眠くなるのかなぁ(まさか!)。

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